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セキュリティ

AIに任せて大丈夫?知っておきたいセキュリティの新常識

2025/9/30
AIに任せて大丈夫?知っておきたいセキュリティの新常識

ChatGPTに会社の機密、入力してませんか?

「ちょっとAIに文章チェックしてもらおう」「このデータ、AIで分析してもらえば早いかも」──便利なAIツール、つい何でも相談したくなりますよね。

でも、ちょっと待ってください。そのデータ、本当に入力して大丈夫ですか?

AIブームの裏で増えている「うっかり情報漏洩」

2024年から2025年にかけて、AIツールの利用が爆発的に増えました。同時に、こんなトラブルも急増しています。

  • 社員が顧客情報をChatGPTに入力してしまった
  • 開発中のソースコードをAIにチェックさせて外部流出
  • 会議の議事録をまるごとAI要約ツールにアップロード

「悪気はなかった」「便利だからつい」──そんな軽い気持ちが、大きな情報漏洩事故につながっているんです。

AIサービスの「無料」には理由がある

多くの無料AIサービスは、あなたが入力したデータを「学習」に使っています。つまり、あなたが入力した内容が、他のユーザーへの回答に使われる可能性があるということ。

企業の機密情報や個人情報を入力するのは、SNSで公開するのと同じくらい危険なんです。

今すぐできる!AI時代のセキュリティ対策5選

1. 「何を入れていいか」社内ルールを作る

曖昧なままだと、各自の判断でリスクが生まれます。「顧客名を含むデータはNG」など、明確な基準を。

2. ビジネス向け有料プランを検討

ChatGPT EnterpriseやMicrosoft Copilotなど、企業向けプランはデータを学習に使わない設定が可能です。

3. データを匿名化してから入力

どうしてもAIを使いたい時は、固有名詞や数値を架空のものに置き換えてから。

4. 社内向けAIツールを導入

自社サーバー内で動くAI、またはクローズドな環境で使えるツールなら安心です。

5. 定期的なセキュリティ研修

技術は日々進化します。「去年学んだから大丈夫」ではなく、継続的なアップデートを。

AIは敵じゃない、味方にする方法を知ろう

AIは使い方次第で、業務効率を何倍にもしてくれる強力なツールです。大切なのは、正しく怖がって、賢く使うこと。

セキュリティというと難しく感じるかもしれませんが、基本は「大切な情報を不用意に外に出さない」というシンプルなルール。それさえ守れば、AIは最高の仕事のパートナーになってくれます。

まとめ:便利さとセキュリティは両立できる

AI活用時代だからこそ、セキュリティの基本を押さえることが重要です。

  • 無料ツールの仕組みを理解する
  • 社内ルールを明確にする
  • 適切なツールを選ぶ
  • 継続的に学び続ける

この4つを意識するだけで、情報漏洩のリスクは大幅に減らせます。

AIの力を最大限に活用しながら、大切なデータをしっかり守る。そんな「攻めと守りのバランス」が取れた組織づくりを、一緒に目指しませんか?


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西村 力也

西村 力也

代表取締役

2002年からWeb制作・システム開発に従事。React、Next.js、TypeScriptを中心としたモダンなフロントエンド開発の専門家。AI検索最適化(AIO)の先駆者として、ChatGPT、Perplexity等のAI検索エンジン対応を推進。三重県津市を拠点に、東海地方の企業様のデジタル変革を支援しています。

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