
ChatGPTに会社の機密、入力してませんか?
「ちょっとAIに文章チェックしてもらおう」「このデータ、AIで分析してもらえば早いかも」──便利なAIツール、つい何でも相談したくなりますよね。
でも、ちょっと待ってください。そのデータ、本当に入力して大丈夫ですか?
AIブームの裏で増えている「うっかり情報漏洩」
2024年から2025年にかけて、AIツールの利用が爆発的に増えました。同時に、こんなトラブルも急増しています。
- 社員が顧客情報をChatGPTに入力してしまった
- 開発中のソースコードをAIにチェックさせて外部流出
- 会議の議事録をまるごとAI要約ツールにアップロード
「悪気はなかった」「便利だからつい」──そんな軽い気持ちが、大きな情報漏洩事故につながっているんです。
AIサービスの「無料」には理由がある
多くの無料AIサービスは、あなたが入力したデータを「学習」に使っています。つまり、あなたが入力した内容が、他のユーザーへの回答に使われる可能性があるということ。
企業の機密情報や個人情報を入力するのは、SNSで公開するのと同じくらい危険なんです。
今すぐできる!AI時代のセキュリティ対策5選
1. 「何を入れていいか」社内ルールを作る
曖昧なままだと、各自の判断でリスクが生まれます。「顧客名を含むデータはNG」など、明確な基準を。
2. ビジネス向け有料プランを検討
ChatGPT EnterpriseやMicrosoft Copilotなど、企業向けプランはデータを学習に使わない設定が可能です。
3. データを匿名化してから入力
どうしてもAIを使いたい時は、固有名詞や数値を架空のものに置き換えてから。
4. 社内向けAIツールを導入
自社サーバー内で動くAI、またはクローズドな環境で使えるツールなら安心です。
5. 定期的なセキュリティ研修
技術は日々進化します。「去年学んだから大丈夫」ではなく、継続的なアップデートを。
AIは敵じゃない、味方にする方法を知ろう
AIは使い方次第で、業務効率を何倍にもしてくれる強力なツールです。大切なのは、正しく怖がって、賢く使うこと。
セキュリティというと難しく感じるかもしれませんが、基本は「大切な情報を不用意に外に出さない」というシンプルなルール。それさえ守れば、AIは最高の仕事のパートナーになってくれます。
まとめ:便利さとセキュリティは両立できる
AI活用時代だからこそ、セキュリティの基本を押さえることが重要です。
- 無料ツールの仕組みを理解する
- 社内ルールを明確にする
- 適切なツールを選ぶ
- 継続的に学び続ける
この4つを意識するだけで、情報漏洩のリスクは大幅に減らせます。
AIの力を最大限に活用しながら、大切なデータをしっかり守る。そんな「攻めと守りのバランス」が取れた組織づくりを、一緒に目指しませんか?
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- 実務で使えるAIツールの選び方
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社内研修としてのご利用や、特定テーマでのカスタマイズも可能です。ご要望があれば、お気軽にお問い合わせください。

西村 力也
代表取締役
2002年からWeb制作・システム開発に従事。React、Next.js、TypeScriptを中心としたモダンなフロントエンド開発の専門家。AI検索最適化(AIO)の先駆者として、ChatGPT、Perplexity等のAI検索エンジン対応を推進。三重県津市を拠点に、東海地方の企業様のデジタル変革を支援しています。
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