
当ホームページのリンクボタンはカーソルを乗せると、ボンヤリと背景色が変わります。え?微妙すぎてわからないですか?そうです、その微妙な変化に意味があるんです。
※対応ブラウザ:Chrome、Safari、Firefox
微妙な変化=自然な感覚
注意していないとわからないような微妙な変化、これがユーザーの「感覚」に大きな影響を与えます。次のサンプルにマウスカーソルを合わせて比べてみてください。
リンク1リンク2リンク3
これは今までの一般的なリンクボタンで、カクカクとして無機質な印象をうけます。
リンク4リンク5リンク6
反対にこちらのリンクボタンは、どことなく自然な感じを覚えませんか?これは背景色が?ボンヤリ変わるアニメーションを使用しているためです。
「自然さ」「リッチ感」の演出
こういった微妙な変化は、感覚的に「自然さ」や「リッチ感」といった印象を与えます。
デジタルの世界では、ほぼ0秒でボタンの色を変えることが可能ですが、現実の世界ではありえません。時間をかけて変化することが私たちの感覚では「自然」なのです。この手法はiPhoneのインターフェイスで有名です。例えばiPhoneのスクロールの操作は、画面に表示されたページを実際に触れているような感覚を再現しています。
また、すぐ点灯する蛍光灯よりも、少し時間のかかる白熱灯のほうが高級感を演出できるように、時間にゆとりをもたせることでリッチなイメージや安心感を与えることもできます。
CSS3の機能「CSS Transitions」でより簡単に
今まではアニメーション用のプログラムを組むことで再現していた機能ですが、ウェブサイトのカラーやレイアウトを定義する言語のひとつ「CSS3」の登場で格段に簡易性と自由度が上がりました。今後のデザインの演出として使用してみてはいかがでしょうか。
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西村 力也
代表取締役
2002年からWeb制作・システム開発に従事。React、Next.js、TypeScriptを中心としたモダンなフロントエンド開発の専門家。AI検索最適化(AIO)の先駆者として、ChatGPT、Perplexity等のAI検索エンジン対応を推進。三重県津市を拠点に、東海地方の企業様のデジタル変革を支援しています。
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