
先月27日に、セキュリティソフト会社のシマンテックの公式ブログにて"Android版「Facebook」アプリが、端末の電話番号情報を漏洩していることを検出した"と公表されました。
シマンテックによると、検出された問題は次の通り。
Facebookアプリは初回起動時にログインせずとも電話番号をインターネット経由でFacebookサーバーに送信する。Facebookアカウントがなくともこの処理が実行される。
この問題について、Facebookはすでにサーバーから電話番号のデータを削除し、アプリの次期リリースで修正を行う、としています。
すでに潜んでいる個人情報漏えいの危険性
シマンテックはこの件に際して、
個人情報漏洩に関して、「Facebook」アプリに限定されず、今回よりも悪いケースが存在する。今後数週間以内にリスクのあるアプリに関する情報を公開する。
とコメントしています。
今回の「Facebook」アプリ以外にも同様の、もしくはそれ以上の危険性をはらんだアプリを、すでに皆さんも使用している可能性があります。危険性を知りながら使用している人もいれば、全く知らずに「みんな使っているから安全」と根拠がないままに安心してしまっている人も多いのが現状です。
大切なセキュリティに対する「意識」と「知識」
最近、こういったニュースが多く報道されていることもあってか、ユーザーの危機意識そのものが薄れてしまっているように思います。
「たかが電話番号、パスワード…」そう思っている人も多いでしょう。けれど、ショッピングサイトならIDとパスワードがあればあなたのお金で買い物ができます。 アカウントと一緒に住所を登録していれば、あなたの住んでる場所もわかります。さまざまな情報が繋がっている以上、危険はすでに隣り合わせなんです。
セキュリティに対しての意識と、同時に知識を身につけなければいけません。
エクサソリューションズではインターネットのセキュリティに関するセミナーも承っております。お気軽にご相談下さい。
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西村 力也
代表取締役
2002年からWeb制作・システム開発に従事。React、Next.js、TypeScriptを中心としたモダンなフロントエンド開発の専門家。AI検索最適化(AIO)の先駆者として、ChatGPT、Perplexity等のAI検索エンジン対応を推進。三重県津市を拠点に、東海地方の企業様のデジタル変革を支援しています。
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